【4話】 トレーニング
1993年の秋、僕はファミレスでバイトを始めた。バブルはもう、崩壊して世の中は暗い話題も多かったけど、僕は一応は青春を謳歌していたように思う。

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バイトの初日は採用されたもう1人と僕の2人共呼ばれた。

とにかく、「いらっしゃいませ。」と「ありがとうございました。」をバックヤードで何度も何度もやらされて、「声が出てない」とか「お辞儀の角度が違う」とか言われた記憶がある。


面接の時に部活に関しての質問がしつこかったのはこういうことかと思った。


なんか、でも、純粋にバイトのトレーニングといよりも、高校生の小僧をもてあそんでいるような部分も感じた。

僕らに挨拶やお辞儀をやらせながらそれを見て、時折、笑ったりしていた。
この頃から少しずつ、大人が全て必ずしも見本となるべき存在ではないことを感じ始めたように思う。

僕はそのバイトの初日の夜、自宅のベッドで眠っている時に寝言で何度も、「いらっしゃいませ!」とか、「ありがとうございました!」とか叫んでいたそうで、次の日に家族にからかわれて恥ずかしい思いをするのだった。
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